昭和60年11月、私たちは、無線機器の点検、修理や障害復旧をメインとした技術サービスを提供する企業としてスタートを切りました。 創業当初は長野県内でメーカーが納めた機器が対象です。その後、導入時の試験・調整や機器の立ち上げなどに携わり、技術的にも信頼をいただき、対応エリアも全国へと拡がっていきました。
その頃、特に頼りにされたのは、現場で起こるイレギュラーなことへの対応力でした。
正常に動作する機器があたりまえ!ではない私たちは、原因を探し、一つ一つ解決していくことが、あたりまえのことだったからかもしれません。イレギュラーなことが発生すると、自分たちの出番だ!とばかりに、張り切って対応していました。
イレギュラーなことへの対応は、スタッフ一人ひとりの経験やスキルも大切ですが、信頼し合うチームワークがとても重要です。問題の解決。一つの目的を共に目指しているという信頼感と互いを尊重し合う関係がゴールを近づけます。たとえ意見が食い違っても、あくまでもお客様を中心に最善を判断し、解決へ向かって行くことができます。このチームワークによる関係の質は、思考の質を、更には行動の質を高め、結果の質の向上につながっていると考えています。
メーカーの下請けが中心だった頃は、消防や防災だけの分野に限らず、テレビ・ラジオ放送、航空管制、宇宙開発などの分野でも数多くの経験をさせていただきました。
設計、施工、試験・調整はもとより、電波に関わる調査、実験など様々な業務に携わりました。その経験から得た知識やノウハウをベースに積み上げてきたものは、今でも私たちが“引き出しが多い”と言っていただける成果につながっているのではないでしょうか。
現在は、消防・防災分野を中心に、調査、設計から施工、保守、運用サポートとトータルサービスを提供させていただいております。移動通信を主体とする無線から、多重伝送のためのマイクロ波通信、小規模なシステムから大きなシステムまで幅広く対応させていただいております。